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十句観音経

【十句観音経】

観世音。南無仏。(かんぜおん。なむぶつ。)

与仏有因。与仏有縁。(よぶつういん。よぶつうえん。)

仏法僧縁。常楽我浄。(ぶっぽうそうえん。じょうらくがじょう。)

朝念観世音。暮念観世音。(ちょうねんかんぜおん。ぼねんかんぜおん)

念念従心起。念念不離心。 (ねんねんじゅうしんき。ねんねんふりしん)


観世音菩薩に帰依します。我々は仏と因縁でつながっています。三宝の縁によって、「常楽我浄」を悟ります。朝にも夕べにも観世音菩薩を念じます。観世音菩薩を念じる想いは我々の心より起こり、また観世音菩薩を念じ続けて心を離れません。

常 常では無いことが常であると気づく 

楽 楽があるということは苦があることに気づく 

我 我ということと、他ということとは一体であることに気づく

浄 自分の価値観に囚われて清らかであるとか、汚れているなどと決めてい ることに気づく

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