相承(そうじょう)とは師匠より弟子へと仏の教え仏法を脈々と伝え受け継いでいくことを言います。
皆さんは大切と思う教えを誰かに伝えていますか。また、誰かから教えを受け取っていますか。
しかしながら、大切なことだからと無理に分からせようとしたり、自分が知りたいからと言って自分がまだその教えを聞く状態に届いていないのに無理に教え乞おうとするようなことでは、お互いに相承って教えが伝わることはないのでしょう。
だからと言って、押しつけがましいかと思い、大切なことを伝えないことも、自分はまだ教えを受ける状態にはないのではないかと遠慮して、何も聞かないこともまた、お互いに相承って教えが伝わることはないのでしょう。
相承という言葉は思ったより奥が深そうです。日々のなかで教えを伝える、教えを受け取ることを意識して行じてみることで相承ということが分かってくるのかもしれませんね。
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